Harvard UniversityのChild Dvelopment Unitの局長、Edward Tronick博士は、37年前から、母親が無表情・無反応な態度を見せたり、赤ちゃんのことを無視したりした場合、赤ちゃんにどのような行動の変化・感情表出の変化が起こるかを研究している第一人者です。
今回は、Tronick博士が行った実験を撮影した、とても分かりやすい解説動画をご紹介します。赤ちゃんは、ママが無表情・無反応になった途端に、不安な表情を見せ、ママのアテンション(注目・注意)を引こうとして、あの手この手を試し、それでもママが反応しないと、たちまち身を捩ったり、叫び声を上げたり、泣き出したりします。またママが優しく反応するようにすると、直ぐに機嫌を直して、積極的にママとコミュニケーションを取り始めます。その様子が、非常に分かりやすく映っていますので、ご覧になってみて下さい。
The Impact of Early Emotional Neglect
The School of Life チャンネル 2018/07/31
忙しい日常の中で、パパもママも、精一杯のことを一生懸命されていると思いますが、お子さまが、この動画で示されるような焦れたり叫んだり泣いたりするような態度を取る時には、この動画のことを思い出していただければと思います。ちょっと立ち止まってにっこり笑って応えてあげるだけで、幼い子どもは満足して、ご機嫌になります。幼い頃から、毎日の積み重ねが、その子の心身を育んでいきます。ほんのちょっとの優しい仕草とお声掛けが、あなたの赤ちゃんを幸福な美しい存在にするということを、どうか忘れずにいて下さいね。
※上記と同じ内容をブログ「PonoLipo 子ども Lab」にも掲載しています。
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